前にも読んだが、余りにも汚い言葉遣いと女を雌として扱っているのに、反吐が出て途中で止めた。
今回も同じ印象を持った。馬鹿とか男の印とか女を売女にしていた。10ページに一回は女の体の描写がある。著者は女に飢えているかと思うほどだ。
カエサルの描写も中年男の禿げ男とか描写が汚い。ヴェルチンの描写も汚い。
見どころは、アレシアの戦いで、その描写は克明である。櫓の数、塀の高さ(3.6m)内周と外周。調べればわかるが。描写不足は、30万の救援隊が何故、途中から諦めて引き返したかだ。次に一般市民を城から出す場面が、簡単すぎる描写だ。いろいろ籠城内で議論があったはずだ。
主人公がヴェルチンゲトリックスとカエサルになって、章が変わるごとに主人公が入れ替わるのは分かる。しかし、最後のページは、カエサルがルビコン川を渡る「賽を投げる」場面で終わっている。ヴェルチンゲトリックスは、どうなったのか。処刑まで描いてない。
描き方がえげつない。
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