2015年11月22日日曜日

湖畔 久生十蘭

話の展開が巧くできている。二転三転する。話が出来過ぎで現実感がない。

疑問点 納得できない点
1. 陶が少女時代ボートを乗り付けて「お乗りになりませんか」
2. 奥平は自分と高木をすり替え、自分を自殺にみせようとするが果たしてそううまくいくか。高木と奥平は違う
3. 奥平の子(2歳)に「7年間の失踪期間を待たずに」とあるが自殺に見せかけたのではないか

描写の巧さ 溺死した陶の犬歯にある孔を見て陶のしたいと確信してからの心理描写。 読後感、読んでよかった、心を打ったという感慨がない。エンタメとしては良い。

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