達之助は、父を闇討ちした男が大四郎だと思い込んで大四郎に挑むが、(読者は大四郎が父の仇ではないことは、作家の引っ掛けだと分かる)、実は仇は達之助の妹が嫁いだ周助という男であった。
このような読者を馬鹿にした話はない。周助が仇というのは偶然過ぎて突飛すぎる。こんなことならだれでも書ける話だ。Aという男を犯人臭く描いておいて、最後の最後にまったく。新しいBを登場させて、Bが犯人だという。読者を馬鹿にしているが、選者の杉本章子と宇江佐真理はべた褒めしている。選者もおかしい。
2009年10月から私が読んだ本の中の主だったものの読書感想文です。ご意見ご感想をください。
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