小説現代長編新人賞受賞作品であるので読んだ。応募総数1036編から選ばれた。何故これが新人賞に選ばれたのか分からない。恐らく難解な算術を教える師匠と弟子の関係、最後に寺に奉納する難解な幾何の問題とその回答方法が他にはない独自性があるからだろう。ただ、江戸時代にしては言葉遣いが現代的であり、使われている用語が明治時代以降の言葉であるのが多い。文章も稚拙で改善できるところが多々ある。
何故選ばれたか、2016年の新人賞の選考理由を読んでみたい。
2009年10月から私が読んだ本の中の主だったものの読書感想文です。ご意見ご感想をください。
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