This is another good example of short stories.
Introduction: Eveline is watching out of the window. She is tired.
Toward Climax: She wonders whether to stay or to escape to Buenos Ayres with Frank.
Resolution: She grips with both hands at the iron railing and refuses to go with him.
I identified myself with Eveline and wondered which course to take.
The ending is impressive:
“She set her white face to him, passive, like a helpless animal. Her eyes gave him no sign of love or farewell or recognition.”
2016年4月13日水曜日
ARABY James Joyce
James Joyce presented a model example of how to write a good short story; it should gradually build up to the climax and give the reader the resolution at the end.
The brief plot goes: the boy wants to buy something nice to the girl but his father doesn’t come back. He gradually gets irritated because the market would be closed soon. At the climax he says, “No, thank you” to the shop lady who was not kind enough. She at least did not encourage him to buy something.
I identified myself with the boy. I understand the boy’s psychology when he said, “No, thank you.” The things surrounding him laughed at him, abused him, and depressed him. He was vexed. He was frustrated.
The ending is impressive:
“Gazing up into the darkness I saw myself as a creature driven and derided by vanity; and my eyes burned with anguish and anger.”
2016年4月10日日曜日
信号手 ディケンズ THE SIGNAL-MAN DICKENS
①超自然現象を扱った幽霊もの。二、三回ゾッとした。
②情景描写が巧み。読者の五感を全て刺激する文体で書かれていて、まるで現場にいるよう。
③飽きさせない工夫「まだ話は終わっていません」をしている。
④三度目の正直が信号手自身に降りかかるという思わぬ展開が面白い。
⑤重要でない部分は中間話法(描出話法)で書かれている(約20行ほど)。例:That light was part of his charge? これはThat light is part of your charge?と言うことで「あの信号灯も君の仕事の一部なのですか」という小池氏の役となっている。
⑥疑問点:出だしの「そこの下の人!」below thereは谷の上から信号手に行っているのだから分かるのだが、トンネルから出てきた機関車の機関手が「そこの下の人!」below there と言うだろうか。線路はすいへいであるから「下」と言うのはおかしい。 Native speakerに訊いたらengine driverの席は線路に立っている信号手よりたかいhigher位置にあるから、これでいいと言っていた。 訳が混乱を招くので、出だしを「そこの人!」機関手も「そこの人!」とした方がいい。
②情景描写が巧み。読者の五感を全て刺激する文体で書かれていて、まるで現場にいるよう。
③飽きさせない工夫「まだ話は終わっていません」をしている。
④三度目の正直が信号手自身に降りかかるという思わぬ展開が面白い。
⑤重要でない部分は中間話法(描出話法)で書かれている(約20行ほど)。例:That light was part of his charge? これはThat light is part of your charge?と言うことで「あの信号灯も君の仕事の一部なのですか」という小池氏の役となっている。
⑥疑問点:出だしの「そこの下の人!」below thereは谷の上から信号手に行っているのだから分かるのだが、トンネルから出てきた機関車の機関手が「そこの下の人!」below there と言うだろうか。線路はすいへいであるから「下」と言うのはおかしい。 Native speakerに訊いたらengine driverの席は線路に立っている信号手よりたかいhigher位置にあるから、これでいいと言っていた。 訳が混乱を招くので、出だしを「そこの人!」機関手も「そこの人!」とした方がいい。
狂人の手記 ディケンズ A MADMAN'S MANUSCRIPT
①狂人だということを主人公は隠しているがついに俺は狂人だとばらした時点で、読者はいつばれるかいつばれるかの不安が浄化されるという手法を取っている。
②ドラマチックな展開。主人公が狂人であったが、最後に妻が狂人となる。
③この短編は「ピックウィックペーパーズ」というディケンズの長編小説の11章に出てくる手記。主人公ピックウイックが精神科医の遺品から入手したもの。書いたのは精神病の牧師。先祖返りの不安から本当に狂人になったという話が、長編の中に組み込まれている。いわば劇中劇。
④主人公が妻の寝姿をじっと見つめるが、これはポーの「物言う心臓」の主人公が老人の寝姿をじっと見つめる場面とそっくり。調べてみたら、エドガーアランポーは熱烈にディケンズをほめていて、後世に残る作家だと言っている。おそらく「物言う心臓」は「狂人の手記」からヒントを得たのだろう。実際ディケンズはポーとアメリカで会っている。
④英文は落ち着いた堅い文体。
②ドラマチックな展開。主人公が狂人であったが、最後に妻が狂人となる。
③この短編は「ピックウィックペーパーズ」というディケンズの長編小説の11章に出てくる手記。主人公ピックウイックが精神科医の遺品から入手したもの。書いたのは精神病の牧師。先祖返りの不安から本当に狂人になったという話が、長編の中に組み込まれている。いわば劇中劇。
④主人公が妻の寝姿をじっと見つめるが、これはポーの「物言う心臓」の主人公が老人の寝姿をじっと見つめる場面とそっくり。調べてみたら、エドガーアランポーは熱烈にディケンズをほめていて、後世に残る作家だと言っている。おそらく「物言う心臓」は「狂人の手記」からヒントを得たのだろう。実際ディケンズはポーとアメリカで会っている。
④英文は落ち着いた堅い文体。
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