2017年10月22日日曜日

凧(たこ)になったお母さん 野坂昭如

涙なしには読めない。少年少女向きで分かりやすい日本語で書かれている。火が母と勝彦を取りまき、接近してくる様子が見事に描かれている。母は水を求めて、汗、乳、涙、血を出して勝彦をまもり死んで空に凧のように舞い上がり、勝彦も8月15日に天に昇る。途中の子守歌がいい。

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