エンタメとして最高傑作。
百両の金ほしさに徒党を組んだ五人組、うまく近江屋から六百五十両を盗むが、女中に顔を見られたことがきっかけで徒党の主、伊兵衛はお縄になり、他の三人も死んでしまう。残された主人公が裏長屋に帰ると、別れた古女房がいる。「百両などと言う金は、あれは悪夢だった」「まともに働き、小さな金をもらって暮らすんだ」
展開が分かりやすい。情景が浮かぶ。人情もの。心の内を詳しく描写している。台詞も無駄がなく、いい。
大した作家だ。
2009年10月から私が読んだ本の中の主だったものの読書感想文です。ご意見ご感想をください。
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