2010年7月1日木曜日

チェーホフ 「いいなずけ」

 弱い不安定な女性、ナージャ、がサーシャの言葉に目が覚めて、過去を断ち切って果敢に未来に向かって生きていく姿を描いた。  この短編の二本の柱が交差している。サーシャは気力、体力が右下がりになって行くが、ナージャのそれは右上がりになっている。交差するところが、サーシャとナージャの出会いとなっている。  チェーホフの短編にあるどんでん返しとか、ユーモアとかがないまじめな話。  ロシア革命につながっている短編

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