2013年12月23日月曜日

小猫 高樹のぶ子

話作りがうまい。舞台を日本にせず、パリとチューリッヒにしてあり、国際的。
洋介は猫と一分間じゃれるが、実は子猫は京子自身で、洋介が自分を弄び、最後に捨てるという遊び人の冷たさを見て、京子は我に返りホテルを去る。16年間も待ちに待っていたのに、洋介はなんとも思ってないという悔しさもあるか。
最初の文が4行もあるのは何故か。
別れ話の時、洋介は「涙で顔を汚す」が何故洋介は何故泣くのか。また「恨みながらも」とあるが、本当に恨んでいたとは思えない。洋介は遊人でかえって別れ話で良かったのではない。

 

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