鏡、レンズ、凹面鏡、反射鏡等々の仕掛けで「彼」がどんどん仕掛けを改良して複雑な装置を作っていく有様はおもしろい。一体、結末はどうなるのかと思わせる餌がばらまいてあり、期待して読んでいくと、期待外れの結末になっている。一体、鏡張りの球体の中で何が見えるのか、全然説明していない。具体的に描かれていない。乱歩自身も説明できないのだろう。100期待させて100以上の結末になっていない。裏切られたよう。
2009年10月から私が読んだ本の中の主だったものの読書感想文です。ご意見ご感想をください。
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