2020年12月16日水曜日

アマダースの饗宴  牧村一人

松本清張賞受賞作ということで読んだが、読む価値がない。

何故、受賞したのかわからない。大沢在昌氏が絶賛しているが、こんな安っぽい駄作を褒めるとは、大沢氏も大したことない。ハラハラドキドキ、謎解きや、エンタメ要素が皆無。人間を描いていない。だらだらと同じような場面が繰り返される。長編を書く参考にと思ったが、反面教師として役立ったか。最低の駄作。

評価としては5段階の1.時間の無駄。何度も読むのを止めようと思ったが、後半の盛り上がりとかクライマックスが何もない。お勧めできない。

今後は受賞というまじないに引っかからないようにして、4分の一読んで面白くなかったら、本を閉じるべし。

ヤクザおお対ヤクザの争い物。株の取り引きの専門的な用語がいっぱい出てきて、途中で分からなくなる。話の筋を追っていくだけで精いっぱい。いや、実際、話の筋がよくわからない。登場人物が30人ぐらいあり、紙に書き付けたが、いくつかのヤクザの組織が互いに争い、組長、若頭、子分などが、複雑にかあみあい、話が複雑で分かりにくい。加治と言う男が大物で、最後に加治が登場してくるかと思ったら、死んでしまっていた。読者は落胆するだろう。

無理に読み終えたが、筋がつかめず面白くなかった。人間関係が分からない。最後は10億円をダイヤ二個に変えて男の一物のなかに入れ込んで死ぬ話だが、なぜこうも複雑に話を展開しているのかわからない。主人公の女性笙子もわかりにくい女、結局は女の嫉妬が巻き起こした捕り物か。

ドンパチや、派手な出入りがあるハードボイルドだが面白くない。


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