巷説百物語(のちのこうせつひゃくものがたり)
奇想天外な話。
怪奇と言っても幽霊やお化けが出てくる話ではなく、世の中の常識や通年が全く通じないというか、むしろその逆の世界(恵比寿島)を現実味を持って描写している。人間は空想でこれぐらいのことを想像できることを文字で実証してみせている。人間の想像は無限ということ。
話の構成が読者を飽きさせないようにしてある。すなわち、章によって、対話形式であったり、独演会のように一人で一方的に話したりしている。劇中劇形式で、その話を聞く者も巧く全体の話に組み込んでいる。
とにかく、奇想天外で想像もできない世界を描いているので、どうなるか、どうなるかという思いで、次のページに進んだ。A page-turning story of an unrealistic world.
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