羆の恐ろしさがどろのページからも伝わってきて、読むそばからおそるおそる読んだ。ついに銀四郎が斃したところで、ほっとしたが、区長の「肝は持っていってくれ」の言葉に怒った場面が残っていた。「結」もいい。
区長や村人、六線沢、三毛別の村人、応援に来た200人ぐらいの他所の村人、分署長、警官たちの動きが微に入り細に入り描かれていて、臨場感がある。区長の心理描写もうまく、区長に感情移入した。
吉村氏の取材が徹底していたことが行間から伝わる。
素晴らしいドキュメンタリー。
2009年10月から私が読んだ本の中の主だったものの読書感想文です。ご意見ご感想をください。
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