2009年10月から私が読んだ本の中の主だったものの読書感想文です。ご意見ご感想をください。
高田郁のデビュー作。「あきない世傳」に比べると、文章、展開、エピソードに斑や無理がある。人物描写も大げさすぎたり、展開も不自然なところがある。
最大の欠点は、桜花堂のお香が実はお縁の実母であったこと。最後の最後まで母娘関係を隠しておいて、読者を驚かす手法はしっくりしない。騙されたようだ。
遺体の身を清める仕事に携わるお縁坊もイメージが湧かない。別の仕事もあったろうに。
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