2014年12月16日火曜日

新聞紙 三島由紀夫

 これはユーモア小説。敏子(おそらく敏感の敏から)が次から次へと妄想し、ついには20年後のことまで妄想する。挙句の果ては、妄想が高じて、現実が妄想と一致してしまう面白さ。 ジェームズ・サーバーの短編小説『虹をつかむ男』 The Secret Life of Walter Mitty by James Thurberの主人公うオルター・ミティーの妄想狂と似ている。三島はサーバーをヒントにしたか。

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