これはユーモア小説。敏子(おそらく敏感の敏から)が次から次へと妄想し、ついには20年後のことまで妄想する。挙句の果ては、妄想が高じて、現実が妄想と一致してしまう面白さ。
ジェームズ・サーバーの短編小説『虹をつかむ男』 The Secret Life of Walter Mitty by James Thurberの主人公うオルター・ミティーの妄想狂と似ている。三島はサーバーをヒントにしたか。
2009年10月から私が読んだ本の中の主だったものの読書感想文です。ご意見ご感想をください。
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