2010年11月14日日曜日

吉行淳之介 「谷間」

良く分からない短編。 木原が美貌故に無理心中させられたまでは話が分かるが、木原の言う挿話の耳たぶの薄い女性の位置づけが分からない。この女性を何のために吉行は登場させたのか。その女性とはいったい誰なのか。木原の心の中の想像上の女性としてもその存在意義が分からない。 吉行の微に入り細にいる人物と情景描写に病的なものを感じた。異常だ。 吉行 淳之介(よしゆき じゅんのすけ、1924年(大正13年)4月13日 - 1994年(平成6年)7月26日)は、日本文学の小説家。代表作に『驟雨』『砂の上の植物群』など。対談やエッセイの名手としても知られた。

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