2010年11月28日日曜日

尾崎一雄 「擬態」 

駄々をこねる聞かん坊の妻、芳枝の描写。金策に明け暮れする主人公の心理描写が巧い。
芳枝をなだめすかす主人公に同情する。
話の展開はないが、どことなく温かい夫婦愛の様なものを感ずる。

尾崎 一雄(おざき かずお、本名同じ、1899年ー1983年)は、1937年、短篇集『暢気眼鏡』で第5回芥川賞を受賞し、作家的地位を確立した。

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